社長の川嶋です。いつもお世話になっております。皆様のところでは今回の雨台風の影響はいかがでしたでしょうか?
ゆうべわが家に避難勧告がきました。台風による大雨で宮城県涌谷町のわが家の地域が冠水したのです。3.11以来恐怖心が強くなり、不安な一夜を過ごすこととなりました。
夜に会社を出る頃、台風による雨は激しさを増していました。東京での交通麻痺をカーラジオで聞きながらも、自宅付近がまさか水浸しとは考えてもいませんでした。
自宅まであと百メートルくらいの道路でびっくり!道路の上30センチ以上の冠水です!
車を止めるわけにもいかず、別な道まで抜けようと必死に車を走らせました。そのうち何かガーガーという異音がしてきます。
(エンジン止まるなよ!)と念じつつ、なんとか自宅へ到着。。。
わが家の敷地は、周辺よりも50センチくらい高いので庭はまだ冠水していませんでした。それでまずは一安心。
ところが、なにやら懐かしき臭いが・・・くみ取り式便槽のマンホールからあふれてきたのです!自分の分身だから嫌ってもいられない・・・
大雨の中、女房と漬物用の大きなポリバケツをかぶせ、ふたの周辺を砂利で囲んで応急処置です。ヤレヤレ・・・
そうして30分後チャイムが鳴りました。玄関には消防団の方。「避難勧告が出ました。高台の涌谷中学校に避難したほうがいいいです」
外をもう一度見れば、あっというまに水位が上がっています。
だけど、うちはまだ大丈夫そう、それに二階もあるし、と思ってわが家に残ることにしました。
3.11の時が頭をよぎり、懐中電灯やら、ろうそくの準備です。ところが懐中電灯は電池がきれかかり、ろうそくは細いのが少し・・・
大震災以後、これらの品物が店になくそのまま買わないでいたのです。(あ~のど元過ぎればなんとやら・・・)
そして今朝、ありがたいことに水は引いていました。ところが車を見れば、フェンダーの後ろのカバーがなくなっているし、そのほかにもはずれかかっているところがあるのです。
古い車とはいえ、ここまで壊すほどの水圧がかかったんだと、改めてびっくりです。異音を立てながら何とか出勤し、さっそく整備工場さんに修理を頼みました。
最近の和歌山や奈良の大水害、今回の中部や関東の大水害、同じ日本にいてもラジオやテレビでは実感があまりともないません。
大水害と比べれば些細な水害かもしれませんが、それでも恐怖心を抱き、水害や津波の怖さを大いに実感することになりました。
大震災の沿岸部の被災地では仮設住宅が腰までつかる浸水とのこと。やっと安全、安心を得られたと思ったら、またも災害。
私もみなも「悪夢ふたたび」のゆうべでした。
地震も原発も決して安心してはいけない!
それを天は教えてくれたのではないでしょうか。