こんにちは、大平です。
こちら宮城も段々と冬らしい気候になってきました。
我が家の猫たちは人間以上に寒さに弱く、ちょっと冷えただけであからさまに寒がります。
猫同士で寄り添ったり、人に乗ってきたり。
しっかり暖房が効いた部屋なのに、このようにきれいに丸まっていました。
「猫はコタツで丸くなる♪」という歌がありますが、経験上、猫はコタツで伸びます。
今の私の家にはコタツはありませんが、実家で猫を飼っていたころはコタツで猫が伸びきっているのが常でした。
ではなぜ童謡「雪」では猫が丸くなっているという描写がされているのでしょうか。
前提として、猫は寒いと丸くなり、暑いと伸びる性質があります。
つまり歌の中での猫は、寒いのです。
コタツが現代の形になって普及したのが1957年頃。
一方、童謡「雪」が世に出たのは1911年頃らしいです。
その頃のコタツは練炭や豆炭を使ったものでした。
現代のように、コタツの中に入って暖を取っていると、最悪一酸化炭素中毒になってしまいます。
また火傷のリスクも高いので、猫をコタツの中に入れるなどはもってのほかだったのではないでしょうか。
では猫は一体どこに…?
初期のコタツには「天板」がなかったそうです。
江戸時代の浮世絵に、天板の代わりに猫が丸まっている姿が描かれていました。
太田記念美術館様のサイト
https://otakinen-museum.note.jp/n/nbe0a92de737f
天板部分は、きっとあったかいことでしょう。
しかし現代ほど部屋の暖房が普及していない時代、周りは寒かったと思いますので丸くなっていたんだと思われます。
ということで、童謡「雪」の中の猫と現代の猫はコタツの活用方法が違うという結論に至りました。
犬は現代でも庭駆け回っているんでしょうかね?