こんにちは福田です。
今回は、SFから一作品小説を紹介したいと思います。紹介する小説は、筒井康隆作『旅のラゴス』
人生は旅のようなものである、とよく例えられますがこの小説はまさにその旅を描写していると言えます。
主人公のラゴスは生涯を通してひたすら旅を続けます。一時は一か所に腰を下ろしたりするものの、それは渡り鳥が止まり木に留まって休息を行うのと一緒でいつしかラゴスはまた旅に出ます。
広大な地域を渡り歩くラゴスの物語を読んでいるうちにいつしか自分もその旅に同行しているような気分に浸れる作品です。
SFといっても、小難しい用語が出てくる訳でもなく、それほどページ数も多いわけではないのでおすすめです。私自身、SFをあまり読まない人間なので信頼性はあるはず・・・。そんなに嫌いという訳でもないのですが、幼少期に大してSF小説を読んでいなかったのが影響しているのかもしれません。
興味のある方は、お盆休みにでもラゴスとともに旅に出てはいかがでしょうか。